表面が浅く溶けた、ごく初期の状態。表面が白く濁ったり、溝が茶色になったりしますが、見た目にはほとんどわかりません。削らずに再石灰化を促して、観察をします。
目に見えにくいむし歯です。歯の表面に白い斑点となって現れ、だんだん黒ずんできます。奥歯では溝に沿って白いスジ状になることがあります。この段階で治したいものです。
象牙質まですすんだむし歯です。むし歯は、エナメル質と象牙質との境にそって横に広がることが多く、小さな孔に見えても中で広がっているケースも多いのです。
歯髄(しずい=神経)を取ってしまうと歯はもろくなります。しかし、歯髄はデリケートで炎症をおこすと治りにくく腐りやすいので、取らざるをえない場合が多いようです。
歯髄まで腐ってしまいます。以前治療した歯の隙間やつめ物がとれて再びむし歯になるケースもあります。歯の根までむし歯になるか化膿していると抜歯です。
★このチャートは、治療の概要を示したものです。歯と歯ぐきの状態によって治療方法を変更 する場合があります。
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歯の表面には粘り気のある薄い膜が毎日作られていて、歯と歯肉の境目に溜まっていきます。これが歯垢で、歯垢が石灰化した歯石と共に歯周病の原因といわれています。歯垢1mgには1億もの細菌が含まれ、歯肉に炎症をもたらします。さらに炎症が進むと歯を支えている歯槽骨も溶かし、歯がグラグラしてきます。放置すると歯が抜け落ちてしまいます。歯を失う原因はむし歯より多いといわれています。




歯の根元に少し歯垢や歯石がついている。 あまり自覚症状はない。



歯と歯の間の歯肉が赤く腫れる。 歯ブラシで出血する。 歯の動揺はない。




歯の周辺の歯肉も赤く腫れる。 出血・口臭・起床時の不快感がある。歯の動揺もある。



歯ぐきが化膿し、腫れることもある。歯の動揺が著しくなる。




歯周病自己チェック!
□ 歯肉が赤い、または赤黒い
□ 歯肉が腫れている
□ 歯肉がムズムズする
□ 歯を磨くと歯肉から出血する
□ 歯肉が後退している
□ 水やお湯がしみる
□ 膿みが出る(口臭がする)
□ 歯がグラグラする
□ 歯軋り、イビキをかくと言われる
※心当たりがあったら早めに受診を!
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