「インプラント」は、あごの骨に人口の歯の根を埋め込み、その上に人工の歯を固定する、歯科の最先端医療技術です。歯が一本だけない場合から全部ない場合まで広く応用され、80歳を超えた高齢者でも噛む力が回復しています。


人工歯根の材料は「チタン」という金属で、骨と強く結合する性質を持っています。そのため、自分の骨と人工の歯が直接結びつき、自分の歯と同じようにしっかりと噛むことができるのです。




埋め込み手術は3段階
(他に2段階で終わる方法もあります。)

1. 歯根部だけをあごの骨の中に埋め込みます。

2. 歯根の上に人工歯の土台となる部分(支台部) を取り付けます。

3. 支部の上に人工歯を装着して完成です。
   

各手術の間は一定の時間をおく必要がありますので、全体に要する期間は6~9カ月です。(短期間で終わる方法もあります) その後、初年度は2~3カ月に1度、次の年からは4~6カ月に1度、定期的に診察を受け、チェックします。



本数や口の中の状態、また材料によっても違ってきます。高度先進治療のため残念ながら保険はききません。しかし、人体組織に対する親和性が高く、金属アレルギーの方でも安全に使用できます。

インプラント治療後はお手入れをきちんとして、正しく使うことが大切です。インプラントの寿命は人によって違いますが、欧米では25年という例もあります。 ぜひ一度、先生にご相談ください。
イラスト・文章(株)コムネット


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